フジロック
7月30日、フジロックに行った。
夜行列車で新潟に向かって、朝、越後湯沢で友人と合流した。
二人は既にいいテンションで、いきなり楽しい。
とても天気がよくて、それだけで幸せだった。
会場に近づくほど、
どんどんフジロックの雰囲気になっていくのが、
嬉しくて仕方なかった。
着いた頃には、
見たい人たちはほとんど前の日に出てることも、
体が疲れていることも、
明日が仕事なことも、
帰ったら貧乏なことも、
全部大した問題じゃなかった。
入場ゲートとか、ゴミ袋を配る人とか、
トイレとか、ステージとか、屋台とか、
フジに来たのは二回目でも、不思議と懐かしかった。
ライブは、全体的にのんびり過ごしつつ、
全く知らないアフリカのバンドに踊りまくったり、
一番楽しみなバンドの時に眠気のピークが来たり、
楽しくて仕方ないのと体力の限界との間で悲喜交々。
ピエール瀧を間近で見て、ちょっと感動した。
GREEN STAGEに数万人がいる姿は圧巻だし、
それ以外の場所でも、単にライブを見る以上に、
言語化できない色んなものがあった。
あれを味わうためなら、少々の無理をしてでも、
フジロックには行った方がいいと思った。
寝台列車で大阪に戻って、翌日朝から仕事に行った。
びっくりするぐらい眠くて、体はくたくた。
同僚には迷惑をかけてしまった。
やっぱり、次の日は休んだ方がいいみたい。
普段は大嫌いな日焼けも、
体の疲れも、
荷物で散らかった部屋も、
ちょっと判断を間違って買ったフジロックTシャツも、
結局は全部いいと思えてしまう。
帰ってきてから何かと忙しいけど、
気持ちが全然滅入らないのも、フジロック効果やね。
そんなこんなで、来年は行ける人みんな行こう。